エレクトロ課 2021年入社 H.Aさん

「不具合の原因を探る探偵のような仕事」
 私は、半導体検査装置の電子回路設計と調整を行っています。この仕事の魅力は、「問題解決の面白さ」に尽きると思います。装置の調整中に不具合が見つかったとき、原因を探る作業はまるで探偵のようです。回路のどこに問題があるのか、さまざまな可能性を検証しながら進めていきます。

 あるとき、出荷前の装置で想定外のエラーが発生しました。お客様への納品スケジュールも迫っていたため、プレッシャーがかかる状況でしたが、過去の経験とチーム全員の知識を総動員し、なんとか原因を特定して解決しました。このときに感じたのは、「自分一人の力ではなく、チームの力で成し遂げる仕事の価値」です。

 この仕事では、知識の幅広さと粘り強さが求められますが、それ以上に「どうすれば解決できるかを考え続ける力」が重要だと感じています。少数精鋭の環境だからこそ、一人ひとりがエキスパートとして責任を持ち、チームで補い合う働き方が魅力的です。

エレクトロ課 2021年入社 Y.Hさん

「小さな調整が大きな成果につながる」
 私は半導体検査装置の電子回路調整を担当しています。この仕事は、一見地味に思えるかもしれませんが、実際には非常にクリエイティブな仕事です。検査装置の性能を最大限に引き出すため、細かな回路の設定や調整を繰り返します。一つの誤差が検査結果に大きな影響を与えることもあるため、非常に緊張感のある仕事ですが、その分、調整がうまくいったときの達成感は大きいです。

 特に印象に残っているのは、ある新型装置の開発プロジェクトでの経験です。試作機の回路が意図したとおりに動作せず、何度も調整を行いました。原因がわからないまま数日が経過し、チーム全体で行き詰まりましたが、ある夜に「もしかして」と思いついた一つの仮説をもとに微調整を行ったところ、装置が見事に動作しました。あの瞬間は、何度経験しても忘れられません。

 少数精鋭のチームで働くからこそ、自分の意見がすぐに反映される環境です。私は入社1年目から実際のプロジェクトに携わり、自分が装置の完成に直接貢献していると感じる場面が多々あります。若手にも責任ある仕事が与えられるこの会社で、これからも技術を磨き続けたいと思っています。

システム課 2022年入社 R.Tさん

「目に見えない部分で装置を支える」
 私は、半導体検査装置の制御ソフトウェアを開発しています。装置のハードウェアが正確に動作するためには、ソフトウェアの役割が非常に重要です。例えば、検査対象のデータ処理速度や、測定の精度を上げるためのアルゴリズムの開発など、ハードとソフトが密接に連携する部分を担っています。

 私が携わった中で特に印象的だったのは、ある装置でリアルタイムデータ処理を改善するプロジェクトです。お客様から「現行の処理速度では生産性が不足する」との課題があり、チーム全体で解決に取り組みました。数カ月にわたる調査とテストの結果、処理速度を2倍に改善するアルゴリズムを実装し、お客様に喜んでいただけたときの達成感は格別でした。

 この会社では、ソフトウェアエンジニアであっても製品の全体像を理解する機会が多くあります。単にプログラムを作るだけでなく、「なぜその仕様が必要か」を考えながら仕事を進められるので、自分の仕事の意義を常に実感できます。

メカトロ課 2021年入社 H.Iさん

「形にする力で、アイデアを現実に」
 私は機構設計エンジニアとして、半導体検査装置の設計に携わっています。この仕事の醍醐味は、自分のアイデアを形にして、それが実際にお客様の課題解決につながる瞬間です。構造や素材の選定、動作の精度まで、あらゆる要素を考慮しながら設計を進めるプロセスは、とてもやりがいがあります。

 新しい装置の設計に初めて参加したときは、何もかもが手探りでしたが、先輩や他部門のエンジニアから多くのアドバイスをいただき、試行錯誤の末に完成した装置を見たときは、大きな達成感を覚えました。その装置が実際にお客様の現場で使用されている写真を見たとき、「自分の仕事が世の中に役立っている」という実感を得られたことが印象深いです。

 この会社では、若手でも意見を積極的に発信できる雰囲気があり、挑戦する機会に恵まれています。私はこれからも、アイデアを形にする仕事を通じて、会社とともに成長していきたいと思っています。